3)サイキック・マッサージの背景をなすもの

クライエントや‘存在’に対して、

何も期待せず、要求もしない………

 

そのような態度で、セラピストがセッションに臨むことができれば、多くの場合、クライエントの内で何かが大きく成長していきます。

 

これが私が行っているサイキック・マッサージの、背景をなすアイディアです。

 

実際に‘身体の中の既に成長が見られる部分’に 触れれば、成長は速やかに 広がっていきます。

 

反対に‘生’に対して、ある種の‘圧迫を感じている部分’や‘抵抗している部分’、または‘満たされずにいる欲望が見られる部分’に触れても………

‘身体の中の既に成長が見られる部分’ほどの‘応答’は得られません。

 

そこでサイキック・マッサージでは、まず初めにクライエントが根元的なセンターと、つながりつつある部分に働きかけていきます。

 

そうした部分に働きかけた後なら同じクライエントの、OSHOの言う‘生’に対する ‘personal expectation - 個人的な期待’、‘personal demand - 個人的な要求’、というものが見られる部分に対しても、サイキック・リーディングをスタートできるでしょう。

 

サイキック・マッサージのセッションでは、通常セッションの始めにクライエントがおかれている、個人的な状況を把握するために、短い話し合いから始まります。

 

それは、身体、関係性、仕事、またはスピリチュアルな成長といったものに関して問う、という形で進められます。

 

続いて、‘レゾナンス・チェック’が 行われます。

 

‘レゾナンス(共鳴)’という言葉は、音楽用語から転用したものです。

この レゾナンスという言葉は、クライエントのエネルギーと、つながり始めたセラピストの内に生じる‘共時性’の感覚を的確に表現しています。